ゲーミングデバイス市場を長年牽引してきた老舗メーカーであるRazer。
そのRazerが素材から仕上げに至るまで徹底的にこだわり、世界1337台限定でリリースしたのが「Razer Huntsman Signature Edition」です。
約8.5万円というキーボードとしては非常に高価な本作。果たして価格に見合う価値はあるのか、どのような層に向けられた製品なのか。実際に触れて感じた率直な感想をお届けします。
結論
実用品としてのコストパフォーマンスを考えると、万人におすすめできる製品ではありません。しかし、特別なデザイン・材質を求める方やRazer製品のコレクターにとっては、所有欲を満たしてくれる唯一無二のプロダクトだと言えるでしょう。
開封

表面はサラサラとしていて高級感のある仕上がりです。

私の個体は「644/1337」でした。

マグネットで着脱可能なシリコン足パーツも同梱されていました。
性能
従来モデルと比較して大きな向上はありません。基本的には既存の「Huntsman V3 Pro 8KHz」と同等の仕様です。そのため、性能面でのアップデートを期待していると肩透かしを食らうかもしれません。


打鍵音
本作はスイッチが個別に潤滑されており、ケース内部にはFR4やEVAフォームが積層されています。それに加え、付属のヴィーガンレザー製制振マットの恩恵もあり、特有の反響音はある程度抑えられ、低音寄りのマイルドな打鍵音へと改善されています。
ただ、スイッチ自体は従来同様の「Razer Optical Analog Switch」を採用しているため、市場のキーボードと比較した時に手放しで賞賛できる程の音とは言い難いです。あくまでHuntsmanシリーズの中で最良の打鍵音という立ち位置になります。

スタビライザーのような機構が採用されたスイッチ。
ポールが戻るタイミングで若干のカチャつきが生じます。
打鍵音動画⤵︎
デザイン
ボトムケースには剛性に優れた「6063アルミニウム合金」が採用されています。CNC加工とアルマイト処理により、均一で美しいデザインになっています。
中でも特に目を引くのは、ボトムケース背面部分の鏡面仕上げです。背面と後部それぞれにPVD処理が施されています。ケースだけでも50を超える個別の工程を経ており、高い品質を確保するために一つずつ検査されているという徹底ぶりからは、Razerの強いこだわりが感じられます。
ただ、良くも悪くも繊細な表面仕上げのため、皮脂やホコリなどの汚れは少し目立ちやすい印象です。



まとめ
いかがだったでしょうか。約8.5万円という価格やベースモデルとの性能差を考えると、決して万人向けではありませんが、圧倒的な存在感とRazerのこだわりを感じられる特別な一台でした。
購入を検討している方に、この投稿を参考にしていただけたら嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました!
