GravaStar様より、磁気キースイッチ「UFO Buttiful Magnetic Switch」を提供していただきました。
UFOを象ったような独特な形状に加え、ピンクを基調としたかわいらしいカラーリングが特徴の磁気スイッチです。
見た目のインパクトが非常に強い製品ですが、実際の打鍵感や性能はどうなのか。
実際に使用した率直な感想をお届けします。
こちらの公式サイトからご購入いただけます。
結論
本製品は、独創的なデザインとスイッチとしての高い完成度を両立した磁気スイッチです。
開封時点でしっかりと潤滑されており、ストロークには擦れや引っかかりがほとんどありません。軸ブレもかなり抑えられているため、入力が非常に安定しています。
打鍵音は、コツコツとした硬質な中音域。
ストロークからリリースまでの音のばらつきが少なく、連続してタイピングした際にも一貫性のあるサウンドでした。
浅いアクチュエーションポイントで使用しても入力が途中で切れることはなく、今回試した環境では安定して動作しています。
特徴的な外観だけでなく、滑らかさ、軸の精度、打鍵音が高い水準でまとめられたスイッチです。
滑らかな打鍵感や心地よい打鍵音を重視する人はもちろん、0.1mm以下の細かな設定に対応したハイエンド磁気キーボードで、高精度な操作を求める人にも魅力的な選択肢です!
パッケージと付属品

スイッチは、専用のパッケージに入っています。
スイッチのデザインやカラーが反映されているため、開封前の状態でも非常に見栄えの良いパッケージです。
パッケージには、スイッチ本体に加えて、金属製の専用スイッチプラーが付属します。
本製品は一般的な磁気スイッチとは異なる形状をしているため、無理に取り外す際には付属の専用プラーの使用を推奨します。
デザイン

本製品の大きな特徴が、一般的なキースイッチとは大きく異なる外観です。
透明なパーツが円形に広がっており、その名のとおりUFOを連想させるデザインになっています。中央にはピンク色のステムが配置され、周囲の透明なパーツにも淡いピンクが使用されています。
GravaStarらしいメカニカルな雰囲気を残しながら、かわいらしさも感じられるデザインです。

もう一つ大きな特徴として挙げられるのが、光を透過するディフューザー部分です。
UFO Buttifulでは桃から着想を得た形状が採用されており、従来のUFOスイッチとは異なる丸みを帯びたデザインになっています。
スイッチ単体でも非常に精巧に作られており、キーキャップを装着すると見えにくくなる部分にまで、GravaStarのこだわりを感じました。
スペック
・押下圧:40±10gf
・総ストローク:3.50±0.2mm
・スプリング長:23mm
・磁束密度:600GS
・磁石:N52Hネオジム磁石
・構造:360度円形デュアルレール構造
・マウント方式:5ピン
・耐久性:1億回以上
・磁石の向き:N極下向き
公式では、対応するキーボードとの組み合わせにより、0.005mm精度のラピッドトリガーと、0.001mm単位での調整に対応するとされています。
ただし、実際に設定できるアクチュエーションポイントやラピッドトリガーの精度は、装着するキーボードのセンサーやファームウェアにも左右されるため注意が必要です。
打鍵感
ファクトリールブがしっかりと施されており、押し始めから底打ちまで、擦れるような感覚はほとんどありません。
ゆっくりと押し込んでも途中で引っかかる感覚がなく、箱から出した状態でも快適に使用できました。
極端に軽いスイッチではありませんが、ストロークが滑らかなこともあり、実際の数値ほど重くは感じませんでした。タイピングとゲームの両方で扱いやすい重さです。
軸ブレ
UFO Buttiful Magnetic Switchには、360度の円形デュアルレール構造が採用されています。
実際にステム部分を指で動かしてみても、左右方向への軸ブレはかなり抑えられていました。キーキャップを取り付けた状態でもグラつきが少なく、どの位置から押しても安定したストロークになります。
磁気スイッチは非常に浅いアクチュエーションポイントで使用することも多いため、ステムの精度や動作の安定性は重要な部分です。
本製品は軸ブレが少ないだけでなく、構造がタイトすぎて動きが重くなることもありません。安定感を確保しながら、滑らかな動きを両立できています。
打鍵音
UFO Buttiful Magnetic Switchの打鍵音は、コツコツとした硬質な中音サウンドです。
音の輪郭がはっきりとしており、底打ちした際には適度な硬さを感じられます。スイッチごとの音のばらつきも少なく、連続してタイピングした際にも、一貫性のあるまとまったサウンドに感じられました。
ストローク自体も滑らかなため、音だけでなく指に伝わる感触も含めて心地よくタイピングできます。
最終的な打鍵音は、キーボードのケース素材、プレート、フォーム、キーキャップなどによって変化します。
今回私は
・FR4プレート
・PBTキーキャップ
・ガスケットマウント
の組み合わせでテストしました。
打鍵音動画はこちら↓
ゲームでの使用感
以下のキーボードで試しました。
・Wooting 60HE v2
・Venom 60HE RGB
・Everglide AE61 Pro
・Rakka Atlas
これらの高性能な磁気キーボードに装着しても、スイッチ側が入力性能を損なっているような感覚はありませんでした。
ただし、磁気キーボードの性能はPCBやセンサー、ファームウェアにも左右されるため、スイッチだけですべてが決まるわけではないため注意が必要です。
装着前に確認したいこと
UFO Buttiful Magnetic Switchを購入する際に、最も注意したいのがキーボードとの互換性です。
本製品はN極下向きの磁気スイッチとなっており、N極上向きの磁気スイッチを採用したキーボードには対応していません。
磁気スイッチは、形状やピンの位置が似ていても、磁石の向きや磁力の違いによって正常に動作しない場合があります。使用しているキーボードが対応しているか、購入前に必ず確認する必要があります。
他にも、使用するプレートによっては、スペースキー、Shift、Enterなど、スタビライザーを使用する大型キーでスイッチが外れやすくなる可能性も指摘されています。
特に、マルチレイアウトに対応したプレートはレイアウトの都合上、隙間が大きくなってしまうため事前の確認が必要です。
まとめ
以下のような人におすすめです。
・個性的なデザインを求めている人
・擦れ感の少ない滑らかな打鍵感が好きな人
・軸ブレの少ない安定した操作感を重視する人
・硬質で輪郭のある中音域の打鍵音が好きな人
・ライティングの見え方にもこだわりたい人
見た目とスペックのどちらも妥協したくない人にとって非常に魅力的なスイッチだと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
